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リワーク(職場復帰)支援について
リワークとは、return to workの略語です。気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施する機関で行われているプログラムです。復職支援プログラムや職場復帰支援プログラムともいいます(うつ病リワーク協会ホームページより転載)。
リズムではリワーク支援を行っております(仮)。
なぜ(仮)なのかというとリワーク支援の準備はあるのですが未だに依頼者がいらっしゃいません。お電話などでのお問い合わせは何件かありました。
リズムホームページでリワークの紹介を行っていますが(下記リンク参照)
https://warmblanketrhythm.com/rework/
まだまだ「福祉サービス」、「就労移行支援事業所」がリワーク支援を行うということが一般的でない、ということも理由かもしれません。
しかし平成30年度障害福祉サービス報酬改定によって「休職した障害者が就労移行支援を実施することによって復職すること」が就労移行支援サービスとして利用できることが、文言として明確に記されました。これによってリワーク支援を受けられる環境が大きく広がったと言えます。
それでも残念ながら、首都圏と違い「リワーク支援」は長野県ではまだまだ認知が進んでいないと思います。
企業も、体調を崩して休職している本人も、モヤモヤとした気持ちで回復を待ち続けているのかもしれません。ある企業や関係機関との情報交換では、「うつ病などで初めて休職した人はなるべく早く職場に復帰しようとして『リワークは必要ない!』と言われることが多い」「休職期間が長く許可されているとなかなか一歩踏み出して現状を変化させることができない」「復帰の期限が間近に迫って急に焦りだすこともある」というお話を聞きました。
このお話を聞いて思い出すのはリズム管理者、作業療法士 小林の恩師の医師の言葉です。
「私たちはオセロの駒のようなものである。白に挟まれたら白くなり黒に挟まれたら黒になる。周りが全部黒のときに白で居ようとするととても辛い。人は白と黒をパタパタとひっくり返しながら生きている。ただそこで『白にも黒にもなりたくない』と思うのはオセロの盤上で駒を立てているようなものだ」
それはオセロのルールから外れてしまい「人生」というゲームを進めることができなくなってしまう」と、私は恩師の言葉の意味を理解しました。
私たちリズムは休職されている人が「白になるのか黒になるのか」を決めることはできません。
でも突っ立ってしまっている状態から白か黒かに回りだすときの不安を支えることはできるかもしれません。少なくとも「ゲームに復帰したい」と思う気持ちを応援することはできると思います。
リズムは精神科病院等で勤務経験のある医療国家資格者(作業療法士、言語聴覚士)がスタッフです。また両名とも長野障害者職業センターで職業カウンセラーに従事した経験があります。雇用企業主、主治医との連絡、橋渡しをしながら依頼者ひとりひとりに合わせた職場復帰プログラムを提供します。
なによりも、多くの研究結果からリワーク支援を受けた人の方が支援を受けなかった人より再発・再休職してしまうことが少ないことも示されています。
ご自身が、ご家族が、雇用している社員が「オセロの盤の上で突っ立っている」ような苦しい状態にあるのなら、ぜひお話を聞かせてください。
リズムは「働きづらさ」を抱える人の応援ステーションです。