椀子ワイナリーの農作業も収穫の秋を過ぎ、冬の準備に向かっています。ワインブドウの木もきれいに紅葉してます。
１月の冬の冷たい風の中、剪定した枝の引き抜き作業から始まり、春の芽生え、夏の蔓誘引、そして秋の収穫と、ぐるりと一年を辿ってまた来年が始まります。
リズムは利用者さんの回転が速く、ほんのひと月だけワイナリー作業に参加して職場に復帰したり、就職したりする人もいれば、ほぼ一年間を通して参加して待望の収穫作業を体験して「思い残すことなく」復職した人もいました。
「積み重ね」と「連続性」は人間性の成長と課題や問題の解決にとってとても大きな意味を持つ要素です。ブドウの成長を追いながら季節を重ね、また始まりの季節に戻るワイナリー作業はこの「積み重ね」と「連続性」を体感することのできる作業だと思います。ほんの短い期間だけ参加して卒業した利用者さんたちにもワイナリーの「巡る季節」が届きますように。