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情報共有ツールを知っていますか?
リズムでは必要に応じてメンバーさんに「情報共有ツール」を使用していただいています。
「情報共有ツール」とは調子が良好なときに感じることできること(良好サイン)と調子を崩し始めた際に感じることやできなくなること(注意サイン)を設定して日々チェックすることで本人と支援者が状態の変化を共有するツールです。どんな事柄がその人にとって良好のサインなのか、あるいは「注意サイン」なのかは人によってそれぞれ違います。ですから導入の前にスタッフと本人で相談をしつつ「良好サイン」と「注意サイン」を抽出する作業が必要です。はっきりと自分の「サイン」が分かっている人も居れば、スタッフから見ると明らかな不調のサインがあると思われるのに、本人はまったく自覚していない、ということもあります。
話し合い、気づきを促がしながら共同作業でひとりひとりオーダーメイドの「情報共有ツール」を作り上げます。
ですが、ここからが本番。実際に毎日項目のチェックを行っていくことが大切です。この情報共有ツールの良いところは、当てはまる項目に丸をつけるだけで手間や時間がかからないこと(つまりは続けやすいこと)、そして視覚的に変化が分かるので理解しやすいことが挙げられます。例えば、「注意サイン」が増え始めたら「もしかしたら調子が崩れるかもしれない」「無理せず少し身体を休めよう」と対策することができます。「情報共有ツール」を定期的にスタッフが確認することで本人の状態を共有することができます。また、一月の中で周期的に調子の波がある人はその波を視覚的に見ることができます。それまでは頭の中で「なんとなく波があるかも、、」とぼんやり感じていたことがはっきりと形として認識できるようになります。
これだけでも十分にメリットがある情報共有ツールですが使い続けていくことで更によいものに変えていくことができます。「情報共有ツール」をつけ続けていくと「良好サイン」と「注意サイン」が同じ日にチェックされている場合があります。結局のところ状態は良好なのか?それとも注意が必要なのか?判断ができません。
こんなときはもしかしたらサインとして挙げた項目が適切でないのかもしれません。スタッフは本人と話し合います。そうしたことをくり返していくと本人も知らなかった本当の「注意サイン」が明らかになっていきます。つまりは使うほど精度が上がってより本人に適したツールに進化していくのです。
「働きづらさ」を抱える人にとっては就職し長く働き続けて「自己理解」が大切である、と言われています。リズムでは「自己理解」もひとつの能力だと考えています。もともと人が持っているものですが「運動能力」「計算能力」と同じく練習や訓練を重ねることで伸びていく力だと思います。ですから、ひとりで悩んで考え続けるのではなく、「情報共有ツール」などを利用して支援者と二人三脚で学んでいくことが近道だと思います。スポーツジムで黙々と一人でトレーニングするよりもトレーナーにアドバイスやコーチをしてもらえた方が嬉しいしやる気が出ませんか?
それと一緒だと思うのです。