Columnココロのコラム

ボーカロイドと恋

2022.06.07

ある時テレビで、「初音ミク」と結婚したという人を観ました.

感じたことのないふわっとした感覚と、非現実的な言葉に興味津々で画面に釘付けになっていたのですが…本当にそういう方がいるんですね(おそらく事実婚)。

初音ミクさんにハマったきっかけは、会社でのいじめが原因で「うつ」になってしまい、その時出会った初音ミクさんに心を救われて、一気に初音ミク世界に魅了され愛に変わっていったという経緯。その方は今では心の安寧を取り戻し、毎日会社に通って、初音ミクさんと日常生活を楽しみながら健康的に暮らしているそうです。多分「うつ」は改善したのでしょうね。そうなると、お医者さんは?いやその前に私のやってる仕事なんて全く意味がない。ということになります。

何か一つ強烈に信じられるものがあると無敵だと感じます。周りが見えなくなって客観性を欠いてしまいがちだと、周囲は心配したりしますが、それは当事者にとっては大きな問題ではなく、やはり自分が健康を自覚するかそうでないか、が重要な問題なのだと思います。それはそうですよね。健康的な自分が元気に働いて生活を回さなければ‼そして更に、周りにやさしくできたり、思いやりをもって生きることができれば、尚良い。でももし他者にやさしく、思いやりが持てないほど余裕のない「恋」があったとしたら…。新明解国語辞典では「恋」を特定の異性に特別の愛情を抱き、ほかの全てを犠牲にしても悔いないと思い込むような愛情を抱き…とあります。

他の全てを犠牲にして恋に突っ走ったら、犠牲の対象になった側は辛過ぎますね。

そういった恋はできればフィクションの中だけで良いと思います(私見)。

脱線しましたが、自分が闇の淵にあっても、一筋の光のような存在に出会うことができたらいいな、という願望と希望を抱いたお話でした。

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